One&Coの立ち上げから運営まで担う、札幌発のコワーキングベンチャー、CO&COとは。

株式会社CO&CO

CO&COの原点は、シンガポールの隣国、マレーシアにあります。マレーシアには自分らしく自由に生きる人たちがいる。自分もこの人たちのように、Wantを大事にして生きていきたい。それが、CO&CO代表の中野が、大学時代に留学したマレーシアで形成されたアイデンティティであり、そこから、「誰もが”らしく”生きられる世界の創造」への挑戦がスタートしました。

CO&COは、「株式会社 北海道グローバルリンクス」として2012年1月4日に設立。当初の事業は、日本語学校の「北海道ジャパニーズランゲージスクール(以降北海道JaLS)」でした。当時から日本語学校は日本各地にありましたが、学校とアクティビティ(日本の文化体験やファンアクティビティ)を融合した「エジュケーショナルツーリズム」が基軸の日本語学校は珍しく、創業当初は様々な日本語学校から「成功するはずがない」と理解されないものでした。それもそのはず、普通は教室で埋め尽くされるべきところ、学校の半分ぐらいが「コミュニティスペース」で構成されており、当時の日本語学校からするとそれは非常識に映るものでした。しかし時代の流れや海外生活を通じて感じていた課題感から、このビジネスモデルには勝機があり、やるべきものであるとの確信に似たようなものがありました。

第一に、当時の日本語学校は硬い雰囲気の、楽しさを感じさせない学校が多く、日本ファンを増やすべき日本語学校がその機能を果たしていないのでは、という思いです。事実、国内にある日本語学校に入学した友人が日本に幻滅、帰国していく姿を幾度となく見てきました。第二に、国内マーケットしか向いていないビジネスマンばかりの日本では、遠くない未来、世界に取り残されてしまうだろうという危機感です。世界と繋がる場所が身近に無い、外国人と触れ合える場所が無いこともその危機感をより深刻にしていきました。日本を好きな外国人が日本をもっと好きになり、日本に住みたい・働きたいと思ってもらえるような世界に誇れる「協働学習」の場に。そんな外国人の日本への玄関口を創りたい。そこで日本好きな外国人と触れ合うことで、海外にチャレンジしたいと考える日本人が増えていく。そんな日本人が世界に羽ばたくきっかけとなる扉を創りたい。それらの思いが繋がり出来上がったのが北海道JaLSでした。


その後、日本人向けにアジア語・英語、留学事業など創業当初に描いた世界に向けた、「コラーニング」ビジネスを加速。利用者様も増えていくなか、早々に施設自体も手狭になってきました。イベントもすぐ100名規模が集まるため、当時の小さなラウンジでは満員電車さながら。そこで別フロアへ増床することを決めました。その際、自分たちらしく、且つコミュニティ強化につながるものは何かと考えを重ねる中でコワーキングビジネスに行きつきました。またコワーキングは「コラーニング」と相互作用があるとの考えから、この「コラーニング×コワーキング」モデルで、アクセルを踏むことに決めました。

Co&Coラウンジの空間創りにおいて意識したのは、「非日常の異空間を創ること」です。お客さんにとっては「何だかわからないけどワクワクする空間」であり、競合にとっては「得体の知れない怖い空間」とも言えます。 まず素材。コミュニティ創りの暖かさを大事にしたいので、なるべく自然素材にこだわりました。カラーについては、例えば青っぽいタイルの色1つとっても単純な色ではなく、一言で言い表すことのできない色を選択しており、天井の色も白一色に見えて実は白とグレーの中間色を3色使い分けています。さらに家具についても、カウンターの椅子の色をランダムにしたり、その他の家具もわざと全て同じものを使わず、不揃いのものを揃えることで「私は私で良いのだ」という「らしさ」を許容する空間を表現しています。そして学びとも繋がる本屋も併設し、そこに語学だけではなく、留学、旅、ビジネスの書籍を置くことで成長のきっかけを提供する異質な空間を築きあげていったのです。ただ不揃いの中にも、全体としては調和がとれた空間にすることで、何だかわからないけどワクワクする居心地良いコミュニティスペースを実現。ある種「創造的摩擦」のようなものが生まれるCO&COならではの仕掛けを日々展開しています。

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(写真)現在のCo&Co Sapporo

余談ですが、Co&Co SAPPOROのラウンジには、3匹のふくろうが隠れています。これはちょっとした遊び心で置いたものですが、今度ラウンジを訪れた際にはぜひ探してみてください。こうして札幌でアップデートを繰り返したCo&Coは、 次の京都店へと続くCO&COモデルのベースとなっていきました。

その後、ボーダレスな地域活性化事業を展開しているJR東日本さんと出会い、互いに共感し議論を重ねる中、今回のOne&Co事業が決定。現在に至ります。これからも、“誰もが「らしく」生きられる世界の創造”を目指し、挑戦を続けていきます。

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